次に初心者が心がけることについて考えてみましょう。FX初心者は相場の流れが分からず、相場という大海でさまよっている状態と考えてよいでしょう。そのことを考えれば、初心者が気を付けるべき注意点や、どのような行動を取ればよいのか見えてくるはずです。
FX初心者が知っておくべき大事なポイントと注意点
次に初心者が心がけることについて考えてみましょう。FX初心者は相場の流れが分からず、相場という大海でさまよっている状態と考えてよいでしょう。そのことを考えれば、初心者が気を付けるべき注意点や、どのような行動を取ればよいのか見えてくるはずです。
余裕資金で行うこと
まずは少額取引から始めること
メンタル面の重要性を認識すること
初心者の時に参考にした書籍紹介
参考にしているトレーダーの紹介
株式投資をはじめたいけど、どんな銘柄を買ったら良いのか、いつ売買するのが良いのか?リスク管理はどうするべきか?
一人でお悩みであれば、証券会社や投資スクールが主催の投資セミナーへの参加をご検討下さい。 多くの投資家が投資セミナーで疑問を解決しています。 優良なセミナーを受講すると投資の本質を知ることができ、投資家として成長が期待できます。
FX投資初心者が知るべき「FX投資の失敗原因」FPがわかりやすく解説 (4ページ目)
ただし、後述しますが、FX投資というのは自己資金以上の投資ができる金融商品です。レバレッジを活用して取り引きをするケースが大部分ですので、儲けも大きいですが損失も想像以上に大きくなることがあります。
例えば、レバレッジを25倍と設定すると、4000円で10万円分の取り引きができることになります。
そうすれば自己資金4000円で最大10万円の損失を被る可能性があります。1万円であれば25倍だと25万円です。
5.FX初心者でもわかる相場の見方・分析手法とは
【画像出典元】「iStock.com/matejmo」
・スキャルピング
→スキャルピングとは数秒から数分という、とても短い時間で取り引きを行う方法です。1回で得られる利益は小さいですが、損失が発生しても損失を少なくすることが期待できるので、リスクが比較的少ない取り引き方法です。
・デイトレード
→1日で取り引きを終える取り引き方法です。スキャルピングよりも利ザヤは大きく、建玉(たてぎょく)を翌日に持ち越さないようになっています。ちなみ建玉とは、まだ決済されていないポジションを指します。新規で売買注文を出し決済注文を出されていない状態のことで、例えば、ドル円の買い注文を出した場合は「ドル円の買いの建玉を保有している」と表現します。
・スイングトレード
→1日から数日間の間で様子を見ながら利益が出たタイミングで決済、または損失が出て利益を得ることが難しい場合は損切りを行う取り引き方法のことです。スキャルピングやデイトレードのように取り引き画面をずっと見ている必要がなく、ちょっとした空き時間に取り引き情報を確認する程度で良いので、サラリーマンの方に人気の取り引き方法です。株式投資は日中に限られますが、FXは平日であれば24時間取り引きが可能です。そのため仕事が終わってからFX取り引きをする会社員も多いようです。
6.「リスク高そう…」FX初心者が知っておきたいFX投資の失敗例
【画像出典元】「iStock.com/SARINYAPINNGAM」
FX投資に限らず、投資には失敗がつきものです。ここで注意していただきたいのが、極論を言うと、FX投資とは通貨が上がるか下がるかの2択をしていくものだということです。
高いか安いかを判断していくものなので、ともするとゲーム感覚で取り引きをしてしまう可能性があります。が、FX投資はギャンブルではありません。
例えばスマートフォンでのゲームに知らず知らずに課金をしてしまう人、競馬やパチンコなどのギャンブルが好きな人、このような方にはFX投資はおすすめしません。
ついつい熱くなりすぎてレバレッジを高く設定し負けを取り戻そうとして、取り返しのつかないことが起こる可能性が高いからです。
7.初心者におすすめの失敗しないFX取り引きのコツ
8.FX投資以外にも資産運用を行う手段はさまざま
ここまでFX投資を紹介しましたが、ちょっとブレイクタイムを。 この記事を読んでいる方は資産運用のためにFX投資を検討、またははじめる前に どのようなものかを調べようとここへ辿りついたのではないでしょうか。 資産運用ではFX投資ももちろん選択肢のひとつとしておすすめですが、これまで投資経験がない人にとっては ハードルが高いもの。資産運用にはさまざまな選択肢があります。以下のリンク先ページでは FPによる資産運用のおすすめをランキングにして紹介しています。FX投資以外でも資産運用について 知識を得たい場合には参考となることまちがいなしです。
FXとは?初心者が知っておきたいFXのポイントを分かりやすく解説!
出典:外為どっとコム公式サイト(https://www.gaitame.com/beginner/miryoku.html)
FXは、 FX初心者が抑えるべき基礎知識 投資の中でもリターンの多い投資で個人投資家から選ばれているの が主な特徴と言えます。
FXとは外国為替証拠金取引
FXとは、「Foreign Exchange」の略称で、正式には「外国為替証拠金取引」と言われています。
そもそも「外国為替取引」とは?
このような外国通貨との交換で生じる取引を「外国為替取引」と言いますので、覚えておきましょう。
外国為替証拠金取引の「証拠金(しょうこきん)」とは?
しかし、「証拠金」を利用することで 実際の現金を使用せずに取引を可能とした のが「外国為替証拠金取引」です。
外貨預金や外貨MMFとの違いは?
「外貨預金」とは、 文字の通り円ではなく外貨で預金することで投資する ことを言います。
一方、「外貨MMF」とは、 格付けが高い、短期国債や地方債、社債などを購入して運用することができる投資 FX初心者が抑えるべき基礎知識 を言います。
FXを利用する上で知っておきたい単語や知識
出典:ひまわり証券公式サイト(https://sec.himawari-group.co.jp/fx/knowledge/)
レバレッジ
レバレッジとは、前述した証拠金を担保にすることで、 資金以上の取引ができる仕組み のことを言います。
レバレッジは、 最大25倍まで可能 になっており、預ける資金によって何倍までのレバレッジが設定できるかが決まります。
スプレッド
スプレッドとは、 通貨を買いたい人と売りたい人の間で生じる価格差のこと を言います。
ポジション
ポジションとは、 FX取引で通貨を買うまたは売る状態のこと を言います。(日本語では持ち高とも言われます。)
また、FX取引において、通貨を新しく買うことは「ロングポジション」とも呼ばれ、新しい外国為替を売ることで「ショートポジション」とも呼ばれますので、覚えておきましょう。
スワップポイント
FXのスワップポイントとは、 日本円のような低金利の通貨を売って、高金利の国の通貨を買うことでポジションを保有しておく間、得られる収益 のことを言います。
スワップポイントはまさにFXならではの特徴で、 売り買いなどの取引が生じなくても毎日利益を得ることが可能 です。
FXのロットとは、 通貨量の単位 を言います。
スキャルピング
スキャルピングとは、FXの数あるトレードスタイルの一つで、 数秒や数分単位で売買を繰り返し、少ない利益を積み重ねていく方法 を言います。
スイングトレード
FXの基本的なトレードスタイルと言えるのが「スイングトレード」です。
スイングトレードは、 ポジションを数十から数週間保有しておき、ある程度大きな利益が目込めるタイミングで売買をする方法 を言います。
デイトレード
デイトレードは、 FX取引において1日で完結する取引 のことを言います。
- スキャルピング<デイトレード<スイングトレード<長期保有
FXで稼ぐ5つの方法
出典:FXブロードネット公式サイト(https://www.fxbroadnet.com/)
- デモトレードで練習する
- 少額を毎日稼ぐことが重要
- 損切りラインを決めておく
- 価格変動の少ない通貨ペアを選ぶ
- レバレッジは最小に抑える
デモトレードで練習する
FXで稼ぐためにまず実践してほしいのは、「 デモトレードで練習する 」ということです。
少額を毎日稼ぐことが重要
FXでは、 少額を毎日稼ぐことが非常に重要 です。
もちろん、稼ぐ方法という話なので、リスクを考えていては本末転倒かもしれませんが、 FXにおいてはリスクは最小に毎日少額を稼ぐ意識というのが大事 なので、覚えておきましょう。
損切りラインを決めておく
FXを利用する上で、 損切りラインを決めておく ことも稼ぐために非常に重要なポイントです。
FXを稼ぐためには、 損失は最小限にしながら利益を伸ばすことが非常に重要 と言えます。
価格変動の少ない(スプレッドが狭い)通貨ペアを選ぶ
初めは少額を稼ぐことが重要とお伝えした中で、 価格変動の少ない(スプレッドが狭い)通貨ペアを選ぶ ことも、初心者の方におすすめです。
円/米ドルや円/ユーロ、米ドル/ユーロなど、メジャーな通貨ほど価格変動が少なく、 価格変動が少ないほど投資家としては有利になりやすい と言えます。
レバレッジは最小に抑える
FX取引において、最大25倍までのレバレッジが利用できるものの、 稼ぐためには最小に抑える FX初心者が抑えるべき基礎知識 のが基本と言えるでしょう。
何度もお伝えしていますが、 FXの稼ぐポイントは、あくまで損は少なくしっかりと利益を生むこと です。
- デモトレードで練習する FX初心者が抑えるべき基礎知識
- 少額を毎日稼ぐことが重要
- 損切りラインを決めておく
- 価格変動の少ない通貨ペアを選ぶ
- レバレッジは最小に抑える
FXを利用する4つのリスク
出典:SBI FXトレード公式サイト(https:FX初心者が抑えるべき基礎知識 FX初心者が抑えるべき基礎知識 //www.sbifxt.co.jp/beginner/step01_4_008.html)
- 強制ロスカット
- ハイレバレッジのリスク
- スワップポイントのリスク
- 元本割れ
強制ロスカット
強制ロスカットとは、 証拠金を上回る損失が出ないように強制的にポジションを自動決済されるFX会社による救済措置 です。
ハイレバレッジのリスク
大きな利益に着目してしまうかもしれませんが、その分 損するリスクも大きいので、初めのうちは低いレバレッジで利用するのがおすすめ FX初心者が抑えるべき基礎知識 です。
スワップポイントのリスク
スワップポイントは、初心者の方におすすめのトレードスタイルとお伝えしましたが、 為替差損によるリスクもある ため注意しなければなりません。
- 高金利通貨を売り低金利通貨を買う
- 低金利通貨を買い高金利通貨を売る
- 強制ロスカット
- ハイレバレッジのリスク
- スワップポイントのリスク
- 元本割れ
初心者におすすめのFX口座
GMOクリック証券
出典:GMOクリック証券公式サイト(https://www.click-sec.com/corp/lp/general/)
基準スプレッド | ドル/円:0.2銭 ユーロ/円0.5銭 ※原則固定 |
通貨ペア数 | 20 |
最低通貨単位 | 10,000 |
取引手数料 | 無料 |
デモ取引 | 可能 |
電話対応サポート時間 | 月曜7:00〜土曜7:00 0120-727-930 ※携帯電話の場合03-6221-0190 |
取引開始までの時間 | 最短翌営業日 |
- FX取引高世界第1位の業界最大手FX口座
- 全通貨ペア最小水準のスプレッドで取引が可能
- 初心者でも使いやすい取引ツール
GMOクリック証券は、 業界の中でも最も人気のFX口座に選ばれており、選択肢の最有力候補に1番に上がる口座 と言えます。
GMOクリック証券では、 全通貨ペア最小水準のスプレッド で取引が可能。
さらに、 FX初心者が抑えるべき基礎知識 取引手数料や口座維持手数料が全て無料で使える ことが選ばれている要因と言えるでしょう。
PC | プラチナチャートプラスFXツールバーはっちゅう君FXプラスブラウザ取引画面 |
スマホ | GMOクリックFXneo |
DMM FX
基準スプレッド | ドル/円:0.2銭 ユーロ/円0.5銭 |
通貨ペア数 | 21 |
最低通貨単位 | 10,000 |
取引手数料 | 無料 |
デモ取引 | 可能 |
電話対応サポート時間 | 【夏時間】月曜7:00〜土曜5:50 【冬時間】月曜7:00〜土曜6:50 0120-961-522 ※LINEからの問い合わせも可能 |
取引開始までの時間 | 最短1時間 |
- 口座開設数80万以上で使いやすいサービスが満載
- 新規口座開設&取引で高還元キャッシュバック
- 初心者でも使いやすい取引ツール
DMM FXは、 口座開設数80万以上と業界最大級のFX口座 です。
PC | DMMFX PLUS DMM FX STANDARD取引通信簿プレミアチャート |
スマホ | スマホアプリDMM FX |
上記のように PC、スマホで使いやすいツールが設けられている のもDMM FXの特徴と言えるでしょう。
また、初心者の方で初めてDMM FXに申し込み&利用する方であれば、 最大200,000円のキャッシュバック特典も受けられて非常にお得 です。
みんなのFX
基準スプレッド | ドル/円:0.2銭 ユーロ/円0.2銭 |
通貨ペア数 | 29 |
最低通貨単位 | 1,000 |
取引手数料 | 無料 |
デモ取引 | FX初心者が抑えるべき基礎知識可能 |
電話対応サポート時間 | 月曜7:10〜土曜6:50(夏時間は土曜5:50まで) |
取引開始までの時間 | 最短1時間 |
- 業界の中でもスプレッドが狭いのが特徴
- 1,000通貨から利用でき手数料も無料
- スワップもトップレベル
みんなのFXは、FX取引においてメリットのある FX口座であるためおすすめです。
また、 1,000通貨から取引が可能なので、少額で始めたい方にとっても利用しやすく、手数料も無料 です。
外為どっとコム
基準スプレッド | ドル/円:0.2銭 ユーロ/円0.4銭 |
通貨ペア数 | 30 |
最低通貨単位 | 1,000 |
取引手数料 | 無料 |
デモ取引 | 可能 |
電話対応サポート時間 | 【夏時間】月曜7:00〜土曜7:00 【冬時間】月曜7:00〜土曜6:00 0120-430-225 ※携帯電話の場合03-5733-3065 |
取引開始までの時間 | 最短当日 |
- 1,000通貨から利用できて手厚いサポート体制
- 自分でロスカット設定ができる
- FXに関する情報が豊富
外為どっとコムもまた、 1,FX初心者が抑えるべき基礎知識 000通貨から利用することができるので、初心者、少額投資を検討している方におすすめ です。
また、 多くの手数料が無料で利用き、テクニカル分析ツールや自分でロスカット設定ができるなど、手厚いサポート体制があることもおすすめの理由 と言えます。
FX利用におけるQ&A
出典:ひまわり証券公式サイト(https:FX初心者が抑えるべき基礎知識 //sec.himawari-group.co.jp/fx/knowledge/)
【レビュー】小型なのにパワフルなつよつよドローンDJI Mini 3 Proを試す
ついに発売されたDJI Mini 3 Pro。軽量で携帯性が高く、低価格であるMiniシリーズ(Mavic Mini, DJI Mini2)は、エントリー向けドローンとしてグローバル市場で大いに受け入れられてきた。今回発売されたDJI Mini 3 Proのキャッチフレーズは「ミニ。でもプロ」。エントリー向け機体の後継機でありながら、商品名に“Pro”の文字が入っていることから、その性能向上に大きな期待を持てそうな機体である。本記事ではDJI Mini3 Proで撮影した映像とレビューを紹介したい。
DJI Mini 3 Proのセールスポイント
DJI Mini 3 Proは様々な性能、機能がアップデートされているが、特に注目したい3つのポイントを以下に挙げる。
DJI Mini 3 Proで実際に撮影した映像を、まずはご覧いただきたい。
航空法改正で規制対象にはなるものの充分に小型軽量
DJI Mini 2までの既存Miniシリーズの最大のセールスポイントは、重量199g(海外仕様は249g)という超軽量の機体だったと言えるだろう。現行の日本国内の航空法では200g未満のドローンは「無人航空機」に該当しないため規制が少なく、ほとんどの飛行の場合は、申請などを気にすることなく楽しむことができた。しかし、2022年6月以降は、国内でも100g以上は規制対象となり200g未満のメリットがなくなってしまうため、今回のDJI Mini 3 Proは日本仕様も249gの重量で設計されている。
プロポは高輝度モニター一体型のDJI RC。DJI FX初心者が抑えるべき基礎知識 RC Proのデザインを踏襲しているが、アンテナが筐体に内蔵されており、シンプルな形状だ。重量390gと軽量のため、長時間操縦していても苦にならない。映像伝送はDJI O3システムを採用しており、耐干渉性が向上。都市部のような複雑な環境でも安心して飛行できるという。
なお、 6 月 20 日以降の航空法改定に合わせて、Mini 3 Proは内蔵リモートIDに対応する予定で現在、 国交省の承認待ちだという。リモートIDとは登録することによって各機体に対して固有のIDが付与されることにより機体所有者を識別できるようになるもの。航空法改正に伴い、2022年6月から出荷されるドローンには、リモートIDの登録が義務付けられている。飛行中や近くに所持者がいない状態でも、機体の所有者等を把握することができるよう登録が義務化される。未登録の機体や不審なドローンの特定することが今後可能になる。
Miniシリーズで初めて衝突回避センサーを搭載!
従来のMiniシリーズは初心者向けのエントリー機体でありながら、衝突回避センサーが搭載されていないという点に不安要素があった。しかし、DJI Mini 3 Proには、前方・後方・下方の3方向に障害物検知機能が搭載され、特に前方向の水平検知範囲が106°と広範囲のため、誰でも安心して操縦することが可能だ。
DJI Mini 2にはなかったアクティブトラック機能も追加されたので、優秀な障害物検知センサーが搭載されたことはとてもありがたい。
従来比2.6倍、バッテリー持続時間が大幅に向上!
最大47分 ※ FX初心者が抑えるべき基礎知識 という飛行時間は、DJI Mini 2の18分と比較して飛躍的に向上している。海や山などのフィールドレジャーで使用する際に、バッテリーをいくつも持っていくのは面倒だが、1本でこれだけの飛行時間を稼ぐことができれば、気兼ねなく空撮を楽しむことが可能だ。実際に今回のテスト撮影では、多くの本数のバッテリーを用意できなかったものの、長時間の飛行が可能であることに大いに助けられた。
※Intelligent Battery Plus:47分 / 120g, Intelligent Battery(通常版):37分/80g
バッテリーは2種類あり、「ULTRA LIGHT 249g」の文字が記載されているのは通常版(飛行時間37分)。47分飛行可能なIntelligent Battery Plusは容量が大きいため、バッテリー重量も40g程度大きい。
小型ながらパワフルな飛行速度と耐風性能
DJI Mini 3 Proはプロペラサイズが大きく設計されており、最大16m/sの速度で飛行することが可能だ。例えば、飛行中に10m/s程度の突発的な風が発生しても、充分に帰還できるパワーを備えていることになる。プロペラの軸は前方に傾くように設計されているのだが、これはドローンが前進する際に機体が前傾することを考慮しており、前進時には機体本体が水平姿勢となって、空気抵抗を低減し、エネルギー効率を高める狙いがある。結果として、バッテリー消費を抑えて飛行時間を延ばす効果にもつながり、とてもよく考えられた機体設計だと感心する。
F1.7の明るいレンズと1080/120fpsに対応するカメラ性能
DJI Mini 2は昼間の撮影では画質にある程度定評があったが、やはり夜間の撮影ではノイズの問題もあり、不充分だという声があったという。DJI Mini 3 Proは、1/1.3インチCMOSセンサー、有効画素数は48MP。4K/60fpsで撮影でき、レンズ絞り値はF1.7と明るく、ダイナミックレンジも大幅に向上している。スローモーション(1080p/120fps)撮影も可能なので、今回のテスト撮影でも重宝した。
縦位置での撮影も可能になったジンバル性能
特筆すべきなのは、上方向撮影と縦モードが可能だということ。一般的なドローンの多くは、ジンバルを上向きにするとプロペラやアームが映り込んでしまうが、DJI Mini 3 Proは上方向へ60°までジンバルを傾けることができるので、ビルや滝などの背の高い被写体に近距離で撮影することができ、ダイナミックなカメラアングルを実現する。また、カメラを縦向きにするモードが追加され、SNSに便利な縦動画を撮影することが可能となり、今回から追加されたアクティブトラック機能と併せて、広い世代のユーザーに喜ばれるだろう。
まとめ
エントリー機体のMiniシリーズでありながら、カメラ性能、機体性能ともに大きく進歩したDJI Mini3 Pro。機体サイズは“ミニ”でありながら、名前の通り“プロ”の性能を持っていることがお分かり頂けたであろう。これから初めてドローン空撮の世界に足を踏み入れる人にとっては、最高の1台になることは間違いない。
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